スクリプト/はじめてのRmakeスクリプト / 第01回 変数と数値をマスターしよう(履歴ID:266)
最終投稿者: aoihikawa
更新:2012/06/19 09:05:31
はじめてのRmakeスクリプト
第01回 変数と数値をマスターしよう
こんにちは 簸川 葵(ひかわ あおい)と申します
こんにちは 剣 芽優(つるぎ めゆ)です
この連載ではスクリプトの基礎を、じっくりとお話していきます
先生! まったくの初めてですが、大丈夫ですか?
先生、というほどのものではないですが・・・
最後には問題集もありますので、自分のペースで理解していけますよ
テスト付き、ということかぁ・・・
採点などはありませんよ 理解できたかどうかのチェックシートです
気楽に臨んで頂けたら幸いです
分かりました がんばりまーす!
01-01 変数と数値
今回は、『変数』についてお話します
『変数』って何ですか?
例えて言うなら、中身が変わる「箱」のようなものです
この「箱」には名前をつけて使用します
#「x」という名前の変数に、数値「5」を入れる x = 5 #「y」という名前の変数に、変数「x」の中身を入れる y = x
「=」を使って、右から左に入れるのかぁ 思っていたよりシンプル・・・
そうですね ちなみに、スクリプトは上から順に実行されていきます
そのため、このスクリプトでは、まず変数「x」に「5」が入り、
変数「y」に変数「x」の中身である「5」が入ります
「5」を渡しちゃった、変数「x」の中身はどうなるの?
次に新しい値が入るまでは残り続けます
変数「x」変数「y」ともに「5」が入った状態になるわけです
渡すというより、コピーになるのね
01-02 変数と関数
変数の中身を確認するためにはspeak関数を使用します
『関数』・・・?
『関数』とは、ある決まった動作をするまとまりのことです
実際にスクリプトを見てみましょう
#「x」という名前の変数に、数値「5」を入れる x = 5 #変数「x」の中身を表示する speak(x)
"speak"という名前と、その後ろに()があるのね
"speak"が関数の名前 ()の中には関数に渡したいものを書きます
今回のspeak関数は「渡されたものを表示する」という動作のまとまりなので
これで変数「x」の中身が表示されるわけです
『関数』って便利なのね
01-03 変数と計算
変数には計算した結果を入れることもできます
足し算とか、割り算とか?
そのとおり 他に、変数を含んだ計算もできますよ
変数も使えるの?
#「x」という名前の変数に、数値「5 + 3」の結果を入れる x = 5 + 3 #「x」という名前の変数を、変数「x」わる数値「2」の結果で上書きする x = x / 2 #変数「x」の中身を表示する speak(x)
えーっと・・・ まずは「x」に「8」が入って、それから・・・
「x」には「8」が入っているので「8 / 2」 つまり「4」が「x」に上書きされます
なるほど 引き算や、掛け算は?
引き算は「-」、掛け算は「*」を使います
他にも「%」で割り算の余りを求めることができます
余りまで計算できちゃうのね
01-04 第01回 まとめ問題集
それでは、今回のまとめ問題です
よーっし がんばるよ
なお、回答は記載しておりません
スクリプトをコピーして、実際に動作させることでチェックしてください
問題01
次のスクリプトに実行結果が「5」と表示されるよう、1行を追加してください
x = 3 #ここに追加する speak(x)
問題02
次のスクリプトに実行結果が「10」と表示されるよう、1行を追加してください
x = 20 #ここに追加する speak(y)
問題03
次のスクリプトに実行結果が「2」と表示されるよう、1行を追加してください
x = 10 x = x % 2 #ここに追加する speak(x)
できた! このぐらいなら、楽勝だよ
なお、理解したかどうかの確認なので、コメントに回答を書かないでください
<連載一覧>
第01回 変数と数値をマスターしよう
第02回 変数と文字列をマスターしよう
第03回 変数とフラグをマスターしよう
第04回 配列変数をマスターしよう
第05回 通常変数をマスターしよう
第06回 数値の応用をマスターしよう
第07回 時間の動作をマスターしよう
第08回 ユーザ定義関数をマスターしよう
第09回 スクリプト用語のまとめ
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