銃除化〔ジュウジカ〕のレビュー
投稿者: 井戸乃博士 投稿日:2013/09/21 20:44 【レビュー】
皆様こんばんは。 井戸の博士の助手ラヴィアンです。 今回はikosamiさんの作品、 「銃除化〔ジュウジカ〕」をレビューいたします。 |
どうも。井戸の博士です。 この作品のジャンルは脱出ゲーム! タイトルの雰囲気から、墓場を舞台にしたホラーゲームや 銃弾が飛び交うハードボイルドなアドベンチャーゲームを 想像する人もいるかもしれんが、 実際はわりと正統派の脱出ゲームなのだ。 そこで脱出ゲーム歴50年のわしが、 このゲームについてじっくり説明しようと思う! |
50年前に脱出ゲームがありましたか? それはともかく、 どのようなところが正統派なのか教えてください。 |
まずはストーリーを。 主人公はある日突然何者かに襲われ、 気が付くと見知らぬ部屋に閉じ込められていた。 これはRPGで言うと魔王がお姫様をさらうのと同じくらい、 基本的なストーリー設定なのだぞ! |
そ、そうなんですか? とにかく部屋から脱出しなければいけない、 ということはわかりますが・・・ |
で、脱出ゲームというと、 アドベンチャーゲームのように視点が切り替わるタイプが多いんだけど この作品はRPGのように上から見下ろす視点なのが特徴だ。 基本的な画面構成を見てみよう。 |
(※画面は実際のものより縮小しています)
真ん中にいる大工のような人が主人公だ。 このキャラをカーソルキーで移動させて、 あやしい場所をzキーで調べるんだ。 |
一見してRmakeの2DRPGのフォーマットに似ていますね。 でも実は、この作品のフォーマットはノベルゲームなんですよね・・・ この画面構成はikosamiさんがご自分で考えて 作っていらっしゃるんですから、すごい技術力だと思います。 |
確かに! わしもゲームの作り手にとして非常に興味深い。 わしに作れと言われてもさっぱりわからんからな! この作品の特徴的なところはもう1つある。 脱出ゲームに欠かせない「アイテム欄」の存在だ! |
基本画面でaのキーを押すとアイテム欄が表示される。 カーソルキーでアイテムを選んで、 zキーで決定すると、そのアイテムを装備して使えるようになる。 |
基本画面の左側に表示されているアイテムが、 装備中のアイテムですか。 状況に応じてアイテムを使い分けるということですね。 |
そして、もうひとつ大事なことを教えよう。 脱出できたからと言って安心するのはまだ早い。 この作品はマルチエンディングだ! 隠しエンドがある脱出ゲームはけっこうあるものだが、 この作品は、なんとエンドが4つある! 心して全エンドを見てほしい! |
4つもあるんですか・・・ 全部見つけるのは大変そうですね。 難易度も高そうですし経験者の立場から、 アドバイスしていただけませんか、博士? |
そうだなあ・・・ 注意すべき点としては、 (1) 同じ場所は何度もしつこく調べてみよう! (2) 行き詰ったらいろいろアイテムを装備して調べなおしてみるといいかもしれん! (3) 限られた時期にしか入手できないアイテムもあるから注意だ! というところかな。 |
そうですか・・・ まあ、ikosamiさんが攻略用のブログを作られていますから、 いざとなったらそちらを参照していただくと、 いいかもしれませんね。 |
ちょ、ちょっと、ラヴィ君! いかんなあ、そんな他力本願な考えは・・・ 脱出ゲームはねえ、作者との純粋な知恵比べなのだよ。 そんな軟弱な態度でプレーしてもらっちゃあ困るよ! だいたい今どきの若いもんはすぐ他人に頼ろうとして、 自分で考えるってことをだねぇ・・・ |
あーはいはい、説教は結構ですから・・・ 今回のレビューはここまでとさせていただきます。 ikosamiさんは他にもジャンルにとらわれない多彩なゲームを作られています。 遊びに来ている方もゲームを作りに来ている方も、ぜひ遊んでみてくださいね。 |
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自力ですべて解いてしまうとは・・・
知恵比べで僕の完敗ですね(^^;)
博士には変に負けず嫌いなところがありまして、脱出ゲームで行き詰ると考え込んで
そのまま何週間もかかることがざらにあるのです・・・
完敗なんて、とんでもないです!
この作品は脱出ゲームとしてはエンドが多く、探索も複雑で難易度が高い方ではないかと思います。
脱出ゲームにありがちなクリック連打が使えないのは良い工夫だと思いました。
普通に進めるだけでもなかなか進めないのに
普通に進めるとBADENDというのが不評でしたが
逆に「絶対にやってやる!」と思ってくれる人には、
ずっとやってられるゲームになれるということですかね(^^;)
次脱出ゲームを作るときは、そもそも一つの大部屋ではなく
部屋のたくさんある館の中を探索するみたいな形にしようと思っているので
エンドの種類をBADENDでない終わり方のものを
十数種類作ってみたりして、一つのエンディングなら簡単だけれど
すべてのエンディングを自力で解こうとすると、年が明けてしまうくらいの規模で作ってみたいです(^^)
分岐により10以上の全く違うストーリーが待っていて
どの方向に進んだかでエンディングが全く別のものになるという
一つのゲームで10回楽しめるゲームを作ってみたいです(^^)
あと書き忘れてましたが、
レビューありがとうございました(^^)
新たな脱出ゲームの創作意欲がわいてきました。