マイナー映画ランキング①
投稿者: tomato 投稿日:2012/11/18 00:20
≪マイナー映画ランキング②
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神保町古本まつり≫
映画好きが行きつく先……それすなわちマイナー映画
低予算、無名監督、もしくは無名俳優、万人受けしないストーリーに、超展開?
そんなものがなんぼのもんじゃい!
駄作一歩手前なそれらだからこそ、SFX超大作にはない一瞬の輝きを放つのだ……っ。
と言う事で、またやってまいりました。誰も得をしない個人的映画ランキングのお時間です。
ゲーム作るサイトのブログで、相変わらずなにしてんだかって感じですが、まぁ、個人のうがった楽しみとしてね、ねっ!
それになんだか、前回のランキング(ブロマンスVer)が、恐ろしい反響(というか閲覧数)を頂きまして。一応読む人はいるのかな、と。なんだか嬉しいやら恥ずかしいやら恐ろしいやら……複雑な気分ですが。
今回のテーマは『メジャーは見つくしたという方におすすめのマイナー作品』です。
あくまで個人の嗜好ですし、マイナー度合いは私の裁量内。ジャンルもラブロマンスは滅多に見ないという偏った私の嗜好にそっているので、微妙な物は多々含まれていると思います。しかし、厳選して万人でもそこそこ楽しめるという物を選んでいきますので、少しでも興味がもてたと言う作品がありましたら是非ご鑑賞ください。
マイナー度と面白さを☆5つで評価していくよ!
ランク10
マイナー度☆ 映画の面白さ☆☆
ショーンオブザデッド
ショーンはうだつの上がらないスーパー勤務の青年。美人で有能な彼女はいるけれど、彼女への態度も煮え切らず、おバカな友人エドとパブで酒をくらう日々。そんなある時、突然バイオハザードがおき、街中がゾンビであふれかえってしまう。極限状態の中ショーンは彼女と友人、そして両親を救うため、ゾンビ相手に籠城戦を開始するのであった!!
サイモンペッグ主演のパロディ映画の記念すべき第一弾。ゾンビ映画のオマージュをちりばめたこれに加え、ポリス物を扱った「ホット・ファズ」、宇宙人物の「宇宙人ポール」がさらに続いています。
シリーズの中では「ホット・ファズ」の方が好きなのですが、映画としての面白さや新鮮さでいうなら、やはりこっちということで、ショーンがランクインいたしました。
内容はゾンビ映画ファンなら思わずくすっとなってしまうような、典型的なゾンビものです(なぜかいきなりバイオハザードとか、どこかの店に籠城とか)。とってもお約束な展開ではあるのですが、この映画の面白い所は始終ギャグテイストを忘れない所。ゾンビ撃退にレコードディスクを投げつけたり、ゾンビの真似をして群れの間を通り抜けたり。晴れ渡った青空の下、グロテスクなゾンビ相手にバカバカしい戦い方がシュールで笑えます。
でもやっぱり製作陣は真剣にゾンビ映画を作っているので、笑えるシーンばかりではないです。イギリスらしいゴア表現もたっぷりですし、そこらへんは好みが分かれる所でしょう。
ランク9
マイナー度☆ 映画の面白さ☆☆
ザスーラ
喧嘩ばかりのウォルターとダニーの兄弟が、ある日家の物置で見つけたのは、遊ぶ人間をゲームの世界へ連れて行ってしまう魔法のゲーム盤、ザスーラだった。そうとは知らずに遊び始めた二人が気付いた時には、家ごと宇宙空間へ飛び出してしまっていた。元の世界に戻る為には、ゲームをクリアするしかないのだが……。
あのジュマンジの続編(?)という事で、マイナー度合いは低めだけれど、なかなか日の目は見ない不遇の作品。手がたい作りをした良作なんだけどなぁ。SFアドベンチャー枠からランクインです。
ジュマンジではジャングルがモチーフで、動物や狩人が出てきましたが。今度の舞台は宇宙! 隕石群の襲来や、宇宙飛行士の遭難者など、男の子の憧れの舞台で繰り広げられる冒険は期待を裏切らない楽しさです。
話の繋がりはないので、前作を見てなくても楽しめますし、家族で見ても安心安全、本当に万人におすすめの映画となっています。
ランク8
マイナー度☆☆ 映画の面白さ☆☆
セルラー
生物教師のジェシカは見知らぬ男たちに突然誘拐され、監禁されてしまう。通話用の電話は粉々にされ、もはや助けを呼ぶ事もできない。しかし、ジェシカは壊された電話のパーツとありあわせのもので、なんとか通話ができるように試みる。しかし繋がった電話番号は一つだけ、それは平凡な青年ライアンの携帯の番号だった。
彼女のSOSを受け、狙われている彼女の家族と彼女を救うため、ライアン青年は奔走する。
昔地上波で見て、意外な面白さにのめり込んだ作品。電話をモチーフにした三作品のうちの一個だそうで、時間を返せと心底叫んだ「ボイスメール」と同じシリーズとはまったく信じられない良作です(なんて褒め方だ)。
ジェシカがつないだ電話はいつ切れるかわからず、かわいい息子や夫に刻々と迫る命の危機に常にハラハラな気分が味わえます。ライアン君も一般人なのに物凄い頑張ってくれていて、もう本当にマイナーにしておくのが惜しい一品。でも、まぁまだマイナーとは言い難い(??)所もあるので、この順位で。
此方も三部作とは言え、他の作品とストーリーがリンクしているわけではないので、そのまま楽しめます。
ランク7
マイナー度☆☆☆ 映画の面白さ☆☆
バロン
超人的な部下を持ち、数々の伝説を残してきたバロン男爵。しかし時が過ぎるにつれ、伝説はおとぎ話として、バロンはほら吹き男爵として、語り継がれるのみとなっていく。
十八世紀後半、トルコからの攻撃を受けるドイツの町は今や陥落寸前といった状態だった、劇団の団長の一人娘サリーはある時、自らをバロン男爵と名乗る不思議な老人に出会う。そしてサリーと老人は町と人々を救うため、世界のあちこちをめぐり、バロン男爵の部下たちを探す旅にでるのであった。
テリー・ギリアム作品と言えば、もう他に説明はいらないかもしれない。知る人は知っているけれど、知らない人は一生見ないであろう、独特なファンタジー作品です。
そもそもギリアム作品自体が癖が強く、一般人受けしないのですが、とくに初期の作品はポッカーンとする事も多く、この作品も始終そんな感じ。監督独自の世界観に浸りながら、広い心で見る事をお勧めします。
首だけのスケベ親父こと月の王を演じるロビンウィリアムズの怪演が有名ですが、バロン役のジョン・ネヴィルもなかなかいい存在感。そして小道具や背景は、相変わらず夢の中にいるようで、監督のこだわりを感じさせます。ギリアム作品の中でもトップクラスのクオリティでしょう。
これを見て、全然いけるかも! という稀有な方がおりましたら。近年の「Drパルナサスの鏡」や「ブラザーズグリム」も見て欲しいですね。
ランク6
マイナー度☆☆☆ 映画の面白さ☆☆☆
月に囚われた男
サム・ベルはルナ産業に勤める技術者。可愛い娘と美しい奥さんの為、月で燃料となる資源を採掘しているのだ。しかし基地の中はクルーが一人しかおらず、話し相手と言えば人工知能のガーティのみ。三年で任期もそろそろ切れるとはいえ、家族が恋しくて堪らない。
そんなある日、彼は採掘中に事故を起こしてしまう。そこから彼はとある真実を知ってしまうのであった。
SF枠からもう一つ行ってみよう。役者ほぼ一人、後は声のみという斬新な構成に加え。白く美しいが静寂に包まれた月面基地の人工物らしさと、サムを演じる俳優さんの演技が光る逸品です。相当低予算らしく、「2001年宇宙の旅」のような壮大な世界観はありませんが、SF好きな方なら琴線にばしばし来ること受け合いです。
とくに私のような人工知能スキーにはガーフィー君は堪らないはず。そんなこと言ってお前どうせ裏切るんだろ、裏切るんだろ?……えっ!? 好き結婚して!! の流れになるかと思います。
「2001年~」のHAL(殺人鬼)や、「エイリアン2」のビショップ(クーデレ)、「アイアンマン」のジャービス(皮肉屋)に反応しちゃう方は諦めて素直に見ましょう。
五位から上はまた今度!
お粗末さまでした。
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低予算、無名監督、もしくは無名俳優、万人受けしないストーリーに、超展開?
そんなものがなんぼのもんじゃい!
駄作一歩手前なそれらだからこそ、SFX超大作にはない一瞬の輝きを放つのだ……っ。
と言う事で、またやってまいりました。誰も得をしない個人的映画ランキングのお時間です。
ゲーム作るサイトのブログで、相変わらずなにしてんだかって感じですが、まぁ、個人のうがった楽しみとしてね、ねっ!
それになんだか、前回のランキング(ブロマンスVer)が、恐ろしい反響(というか閲覧数)を頂きまして。一応読む人はいるのかな、と。なんだか嬉しいやら恥ずかしいやら恐ろしいやら……複雑な気分ですが。
今回のテーマは『メジャーは見つくしたという方におすすめのマイナー作品』です。
あくまで個人の嗜好ですし、マイナー度合いは私の裁量内。ジャンルもラブロマンスは滅多に見ないという偏った私の嗜好にそっているので、微妙な物は多々含まれていると思います。しかし、厳選して万人でもそこそこ楽しめるという物を選んでいきますので、少しでも興味がもてたと言う作品がありましたら是非ご鑑賞ください。
マイナー度と面白さを☆5つで評価していくよ!
ランク10
マイナー度☆ 映画の面白さ☆☆
ショーンオブザデッド
ショーンはうだつの上がらないスーパー勤務の青年。美人で有能な彼女はいるけれど、彼女への態度も煮え切らず、おバカな友人エドとパブで酒をくらう日々。そんなある時、突然バイオハザードがおき、街中がゾンビであふれかえってしまう。極限状態の中ショーンは彼女と友人、そして両親を救うため、ゾンビ相手に籠城戦を開始するのであった!!
サイモンペッグ主演のパロディ映画の記念すべき第一弾。ゾンビ映画のオマージュをちりばめたこれに加え、ポリス物を扱った「ホット・ファズ」、宇宙人物の「宇宙人ポール」がさらに続いています。
シリーズの中では「ホット・ファズ」の方が好きなのですが、映画としての面白さや新鮮さでいうなら、やはりこっちということで、ショーンがランクインいたしました。
内容はゾンビ映画ファンなら思わずくすっとなってしまうような、典型的なゾンビものです(なぜかいきなりバイオハザードとか、どこかの店に籠城とか)。とってもお約束な展開ではあるのですが、この映画の面白い所は始終ギャグテイストを忘れない所。ゾンビ撃退にレコードディスクを投げつけたり、ゾンビの真似をして群れの間を通り抜けたり。晴れ渡った青空の下、グロテスクなゾンビ相手にバカバカしい戦い方がシュールで笑えます。
でもやっぱり製作陣は真剣にゾンビ映画を作っているので、笑えるシーンばかりではないです。イギリスらしいゴア表現もたっぷりですし、そこらへんは好みが分かれる所でしょう。
ランク9
マイナー度☆ 映画の面白さ☆☆
ザスーラ
喧嘩ばかりのウォルターとダニーの兄弟が、ある日家の物置で見つけたのは、遊ぶ人間をゲームの世界へ連れて行ってしまう魔法のゲーム盤、ザスーラだった。そうとは知らずに遊び始めた二人が気付いた時には、家ごと宇宙空間へ飛び出してしまっていた。元の世界に戻る為には、ゲームをクリアするしかないのだが……。
あのジュマンジの続編(?)という事で、マイナー度合いは低めだけれど、なかなか日の目は見ない不遇の作品。手がたい作りをした良作なんだけどなぁ。SFアドベンチャー枠からランクインです。
ジュマンジではジャングルがモチーフで、動物や狩人が出てきましたが。今度の舞台は宇宙! 隕石群の襲来や、宇宙飛行士の遭難者など、男の子の憧れの舞台で繰り広げられる冒険は期待を裏切らない楽しさです。
話の繋がりはないので、前作を見てなくても楽しめますし、家族で見ても安心安全、本当に万人におすすめの映画となっています。
ランク8
マイナー度☆☆ 映画の面白さ☆☆
セルラー
生物教師のジェシカは見知らぬ男たちに突然誘拐され、監禁されてしまう。通話用の電話は粉々にされ、もはや助けを呼ぶ事もできない。しかし、ジェシカは壊された電話のパーツとありあわせのもので、なんとか通話ができるように試みる。しかし繋がった電話番号は一つだけ、それは平凡な青年ライアンの携帯の番号だった。
彼女のSOSを受け、狙われている彼女の家族と彼女を救うため、ライアン青年は奔走する。
昔地上波で見て、意外な面白さにのめり込んだ作品。電話をモチーフにした三作品のうちの一個だそうで、時間を返せと心底叫んだ「ボイスメール」と同じシリーズとはまったく信じられない良作です(なんて褒め方だ)。
ジェシカがつないだ電話はいつ切れるかわからず、かわいい息子や夫に刻々と迫る命の危機に常にハラハラな気分が味わえます。ライアン君も一般人なのに物凄い頑張ってくれていて、もう本当にマイナーにしておくのが惜しい一品。でも、まぁまだマイナーとは言い難い(??)所もあるので、この順位で。
此方も三部作とは言え、他の作品とストーリーがリンクしているわけではないので、そのまま楽しめます。
ランク7
マイナー度☆☆☆ 映画の面白さ☆☆
バロン
超人的な部下を持ち、数々の伝説を残してきたバロン男爵。しかし時が過ぎるにつれ、伝説はおとぎ話として、バロンはほら吹き男爵として、語り継がれるのみとなっていく。
十八世紀後半、トルコからの攻撃を受けるドイツの町は今や陥落寸前といった状態だった、劇団の団長の一人娘サリーはある時、自らをバロン男爵と名乗る不思議な老人に出会う。そしてサリーと老人は町と人々を救うため、世界のあちこちをめぐり、バロン男爵の部下たちを探す旅にでるのであった。
テリー・ギリアム作品と言えば、もう他に説明はいらないかもしれない。知る人は知っているけれど、知らない人は一生見ないであろう、独特なファンタジー作品です。
そもそもギリアム作品自体が癖が強く、一般人受けしないのですが、とくに初期の作品はポッカーンとする事も多く、この作品も始終そんな感じ。監督独自の世界観に浸りながら、広い心で見る事をお勧めします。
首だけのスケベ親父こと月の王を演じるロビンウィリアムズの怪演が有名ですが、バロン役のジョン・ネヴィルもなかなかいい存在感。そして小道具や背景は、相変わらず夢の中にいるようで、監督のこだわりを感じさせます。ギリアム作品の中でもトップクラスのクオリティでしょう。
これを見て、全然いけるかも! という稀有な方がおりましたら。近年の「Drパルナサスの鏡」や「ブラザーズグリム」も見て欲しいですね。
ランク6
マイナー度☆☆☆ 映画の面白さ☆☆☆
月に囚われた男
サム・ベルはルナ産業に勤める技術者。可愛い娘と美しい奥さんの為、月で燃料となる資源を採掘しているのだ。しかし基地の中はクルーが一人しかおらず、話し相手と言えば人工知能のガーティのみ。三年で任期もそろそろ切れるとはいえ、家族が恋しくて堪らない。
そんなある日、彼は採掘中に事故を起こしてしまう。そこから彼はとある真実を知ってしまうのであった。
SF枠からもう一つ行ってみよう。役者ほぼ一人、後は声のみという斬新な構成に加え。白く美しいが静寂に包まれた月面基地の人工物らしさと、サムを演じる俳優さんの演技が光る逸品です。相当低予算らしく、「2001年宇宙の旅」のような壮大な世界観はありませんが、SF好きな方なら琴線にばしばし来ること受け合いです。
とくに私のような人工知能スキーにはガーフィー君は堪らないはず。そんなこと言ってお前どうせ裏切るんだろ、裏切るんだろ?……えっ!? 好き結婚して!! の流れになるかと思います。
「2001年~」のHAL(殺人鬼)や、「エイリアン2」のビショップ(クーデレ)、「アイアンマン」のジャービス(皮肉屋)に反応しちゃう方は諦めて素直に見ましょう。
五位から上はまた今度!
お粗末さまでした。
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