今回はCode on rmake
略してCoRについて
振り返ってみましょう。

もともとRmakeはPCでしか操作できないし、
作れるゲームも限られていた。
そこで新たなゲームエンジンとして
CoRが開発されたんだよ。

最初はRmakeとは切り離して
運営していましたね。
当時、ユーザーの皆様が実験的に
様々なゲームを作っていたのを覚えています。

実は今でも当時のサイトが
残っていたりするよ。
専用のアプリをインストールすれば、
ゲームもプレーできるんじゃないかな。

今プレーするのは
あまりお勧めできませんけどね...
Androidにしか対応していませんし、
Windows 7の時代のアプリですから...

そして準備期間を経て2017年頃に
Rmakeの本サイトと統合され、
Rmakeサイト内で
CoRのゲームをプレーしたり、
作ったりできるようになったのだ。

でも上のブログを読む限りでは、
運営の方はFlash Playerのサポート終了も見越して
CoRを作られたようですね。
それにしては、
CoRのゲームがあまり浸透していないような...

う～む、確かに！
こう言ってはなんだけど
CoRには少しとっつきにくいところがある。
例えばCoRでは、
Rubyというスクリプト言語を使っているんだけど
ちょっと例をお見せしよう。

ご覧のとおりRmakeのスクリプトとは、
ちょっと勝手が違うのだね。
CoRでゲームを作ろうと思ったら、
新しいスクリプトを１から覚えなければならないので
敷居が高くなってしまう。

Rmakeのスクリプトでさえ、
使いこなすにはマニュアルが必要でしたものね。
そこからまた別のスクリプトを覚えるのは
負担になるでしょうね。

ゲームエディタにも上級者向けと
書いてあるくらいだからねぇ。
今は先人達が作り上げたプログラムを
参考にしながら、
手探りでゲームを作っているような感じだよ。

Rmakeの初期にも、
ユーザー同士の情報交換や相談を通じて
試行錯誤しながら
ゲームを作っている時期がありましたから、
それに近い状況と言えますね。

あとねぇ...
スマホでプレーできないっていうのが
ちょっと痛いかな...

えっ...
でも、スマホでゲームができるようにするために
CoRが開発されたのでは？

いや実はね、こんなふうに
スマホでもゲーム自体は
ちゃんと起動できるんだよ。
ただ操作ができなくてね。

...そうですね。
キーボード操作はできませんし、
タップしても反応しないようです。

どうもPCのクリックと、
スマホのタップは扱いが違うみたいだね。
なので現状、CoRのゲームは
スマホで遊べないわけ。

せっかくスマホでも動作するのに、
遊べないなんて勿体ないですね。
改善策は出て来るのでしょうか...

あとはCoRのエディタには、
Rmakeのエディタと
連動しているところがあったのだが、
Flash Playerのサポート終了により
機能しなくなってしまった。
そのためCoRでRPG等を作るのは
難しくなったようだ。

現状では、画像を使ったパズルや
STGが主流になりそうですね。

このように課題がたくさんあるわけだが、
そうは言っても
Flash Playerが使えなくなった現在でも
PCでは支障なく遊べるというのは大きい。
なんとか活路を見出してほしいものだ。

博士もCoRにもっと詳しくならないといけませんね。
まずは今公開されている、
CoRのゲームをプレーしてみましょう。